one and the same

好きな映画、音楽、小説、食べ物のこと。ブログタイトルは「ツインピークス」から。

安部公房の不思議な世界

 

日本文学は滅多に読まない。
家にあるのは太宰治三島由紀夫夏目漱石ぐらい。
それも数冊だけ。

しかし、最近、珍しく、読み始めた。
しばらく前、本屋のポップと背面のあらすじに惹かれて買って、
本棚に眠っていた、安部公房の「壁」。

これがなんとも不思議な世界観で、面白い。
カフカ(不条理文学)に通ずるところがあるが、カフカよりも好み。
人物描写もときおりのユーモアも良い。

遅々とした読書スピードでまだ読み終わらないが、
次に読むのに「砂の女」も買った。